« ホタルと篠笛の夕べ | トップページ | 全国ツアー息吹~IBUKI~瀬戸公演ワークショップ] »

2017年7月12日 (水)

全国ツアー「息吹〜IBUKI〜」豊橋初演!!

全国ツアー「息吹〜IBUKI〜」


無事に初演を迎える事ができました。


0712_2




ちょいと長いですが、初演に漕ぎ着けるまでのプロセスや想い、マル秘裏事情などなど書いてみます!





この「息吹〜IBUKI〜」は、僕が舞台リーダーになり本格的に演出を手がけた初めての舞台。


約一年前から制作に取り掛かったのだが、正直ぐっすり眠れる夜はほとんどなかった。





なにをしていても四六時中、頭の中は息吹の事でグルグルグルグル。。。


その中には重大な事を任されているという、“やり甲斐”は勿論あるのだが、やはり“不安”が九割五分二厘を占めていた。


今風に言うと95.2%がプレッシャー。頼むから俺の中のピロリ菌よ暴れてくれるな!状態でした。







そんな中、ポスター製作の為、ツアータイトルを最終決定する期限がやってきた。


実はこの時期まで全国ツアー【ひかりのみち】というタイトルで進んでいた。




このツアーの公演、自分達の想いが光となり、まだ見ぬ暗闇(未来)の中を進む事によって、そこには【ひかりのみち】希望への道ができる。といった、なんとも曖昧なタイトルだった。




まずは、そこから【息吹〜IBUKI〜】となるまでにこんな想いがありましたというお話。





まずは一つ目。


そもそも僕は和太鼓の“わ”の字も知らないまま志多らに入座した。


高校では3年間パーカッションをやっていたのだが、勝手がまるで違う。




根本的な違いとしては楽器の材質である。


パーカッションで使用する打楽器の胴は鉄やアルミ、皮は合成樹脂でできていて、効率よく良い音を出す仕組みになっている。


一方、和太鼓は樹の幹と牛の皮でできた、正に命の楽器。


楽器が生きているだけに天候にも敏感で、しっかりとケアをしないと、すぐにヘソを曲げてしまう。




洋楽器から和楽器に鞍替えをした僕にとっては、和楽器でしか出来ないことやらなくちゃ意味がない。


和楽器だからこそできる表現って??


そう思った時に、『命の息吹』と言う言葉がふと浮かんだ。


樹や牛、一度は命に終止符を打ち、楽器へと姿を変えた和太鼓に、再び息を吹き込み、本来持つ太鼓のチカラと共に生命力、命の躍動していく様を表現したいと思った。





そして、二つ目。


まもなく、結成30年を迎える志多ら。


僕が入座した12年前を思うと、その当時から現在まで舞台に立っているメンバーはみつさん、沙知さんの2人だけ。


沙知さんとは、ほぼ同期だったためみつさんを除き、実質的な世代交代である。





そんな状況の中でのふたつ目の想い。


それは、【新世代・新時代の息吹】





今の時代を作るのは、今を生きる人。


これから、どんな志多らにしていきたいか、一人一人がどんなプレーヤーになりたいのか、目指すべき姿が明確になり、ようやく今が動き出す。


その目指すべき姿、理想を現実に塗り替えるキッカケとなる舞台を創りたいと思いました。


0712_5







今回は唄や踊りなど新たなことにも挑戦しました。


こういった挑戦をこれからも真摯に続けていけば、後々は


『あの人のあれが観たくて来たのよ〜』


『やっぱりあの人のあれがなくっちゃ物足りないわ!』


そう言われる日が必ず来る!!


僕はそう信じています。


それが舞台に立つ者にとってのやり甲斐や自信、存在意義に必ずなる。


一人一人が生き生きと輝きを放ち続ける集団でありたい。


そんな願いが込められています。


0712_1







そして、ここからは少しだけ裏話!


志多らの結成当初からお世話になっている、舞台監督の幾島道宣さん。


幾島さんからは毎回、沢山の事を教えて頂きます。


変化や批判を恐れず、概念を外し、先ずはなんでもやってみる事。


そして少しでもお客さんに満足してもらえる事だけを考える。


舞台の幕が上がるギリギリまで変更を加え、どこまでも追求していくスタンスを教わりました。


実際、初日の朝から舞台の幕が上がるまでの間や2日目の朝から公演までの間だけでも10ヶ所以上変更がありました。


その中には、この部分を当日に変えたの〜!!みたいな所も。


しかし、そのお陰で両日観に来られた方からは、2日目で更に良くなった!との声を頂きました。


0712_3







公演を終え思うこと、今はただただホッとしてます。





ようやくここからが「息吹〜IBUKI〜」のスタート。


時代が動き始めたばかり。


公演ごとにどんどん進化を続けていきますよ!


もちろん毎回ギリギリまで追求します!







今回、演出 吉田章彦となっていますが、


本当に沢山の方々に支えられ辿り着いた舞台でした。


編曲、作詞、振り付け、唄の指導などでお世話になった


杉浦充さん、佃康史さん、macoさん、加藤木朗さん、石田えり子さん。


ここに至るまでの志多らを支え、僕等を育ててくれた藍羽さん。


舞台技術スタッフの皆さん。


そして志多らプレーヤー・スタッフ・研修生。


裏方も表方も関係なく、全員で創りあげた舞台です。


その感謝を思い、初演のアンコールでウルっとして言葉に詰まる場面も。。。





とにかくこの舞台を観て頂ければ今後の志多らが益々楽しみになる事間違いなしです!!





豊橋初演を見届けて下った皆さん、本当にありがとうございました!!


感謝を文字では表せないので、近くの会場でもう一度観に来て下さい!!





次回は今週の土曜、岐阜県瑞浪市。


このまま30周年に向けて突っ走りますよー!^ ^


0712_4


|

« ホタルと篠笛の夕べ | トップページ | 全国ツアー息吹~IBUKI~瀬戸公演ワークショップ] »