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2020年2月 3日 (月)

全国ツアー たすき 豊橋公演

皆さんこんにちは。

1/26 豊橋公演が無事に終了しました!!

豊橋出身でもなければ、演出家でもない一演奏者の吉田章彦が【たすき】について語ります。

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今回で5カ所目となる全国ツアー【たすき】は穂の国とよはし芸術劇場PLATにて行いました。

前回の作品【息吹】千秋楽公演から
約一年ぶりとなる豊橋での演奏でしたが、たくさんの方に温かく迎えていただきました。
ご来場いただいた皆さん本当にありがとうございました。
そして、いつもご協力いただいている実行委員会の皆さん、ありがとうございました。

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突然ですが、皆さんは伝承と伝統の違いはご存知でしょうか??

伝承とは、昔からあるものをそのまま引き継ぎ、守っていくこと。
伝統とは、昔から受け継いできたものをその時代にあわせた変化を加え、受け伝えていくこと。

僕が思う、今回の作品【たすき】で伝えたい事。それは。。。

『時代と共に移りゆく祭りの姿を表現し伝統というたすきを未来に繋いでいく大切さ』
です。

今回の作品では各地の芸能や、お祭りのお囃子をそのまま演奏するわけではありません。
舞台用にアレンジを加え、デフォルメをして舞台芸術作品として演奏します。
この作品をご覧いただいて、受け継がれてきた芸能や祭りの魅力、日本の伝統音楽の素晴らしさはもちろん、伝統文化のもつ《大きな可能性》を感じてもらえれば幸いです。

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時代が変われば人々の暮らしも変わる。

土地の風土と密接な関係、バランスをとりながら続けられてきたお祭りが、時代と共に少しづつ変化していくのは必然ではないでしょうか。
重要なのは、『かたち』を守るのではなく『おもい』を守り伝えていくことだと、この作品を練り上げていく過程で気付きました。

志多らの拠点である奥三河東栄町に伝わる民俗芸能 【花祭】も暮らしや時代の変化と共に少しずつ変わってきています。
花祭とは本来であれは一昼夜を通して舞を奉納し続けますが、僕たちが住民として携わっている東薗目地区では10年ほど前から夜を跨ぐ事なく朝から晩までになりました。
それは人口減少や祭りに携わり支えるひとの高年齢化もありますが、一番の理由は祭りを存続させるため。
これが伝承芸能であれば夜を跨げなくなった時点で消滅してしまいます。
祭りは先人たちが大切に守り伝えてきたからこそ今があり、今を生きる我々には、次の世代に対して、伝統を受け継ぎ伝えていく責任があります。

重複しますが『かたち』を変えてでも、守り伝えていかねばならない『おもい』がある。
その1つの要素としてこの作品では
祭りの可能性を届けたいと思っています。
(あくまでも一演奏者の見解ですので、演出の鬼頭氏とは異なることがあります)

長々と書き綴りましたが、僕たちはこんな思いをもって演奏してます!!!
という事をでしたので、
皆さんには特に難しい事は考えず
純粋に舞台を楽しんで頂き、
日本の伝統もなかなかやるじゃん!!
と思って頂ければ幸いです^ ^

なにはともあれ、まだまだこの作品は続きます。

日本の伝統のように少しずつ変化を遂げながら皆さんに寄り添える舞台に育てていきたいと思います。

次回の四日市公演、名古屋公演もお楽しみに〜!!

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